MCとアコースティック・ギターというシンプルな編成で2008年に結成、ヒップホップ、ロックといったジャンルに囚われず幅広い活動を続けるMOROHA。2010年にファースト・アルバムをリリースし、一切飾ることなく感情を言い切るそのスタイルとリリックで賛否両論を呼んだ。それから3年、どれほど、待ちわびていたファンがいたことだろうか。MOROHAのセカンド・アルバム、『MOROHA Ⅱ』がリリースとなった。汗が伝わってくるほどの感情がこもったラップ、猛々しいが繊細なアコースティック・ギターによって奏でられる言葉と音は空気を張り詰め、聴くものの心を震わせる。OTOTOY編集長飯田仁一郎によるインタヴューは白熱し、三つ巴になりMOROHAへの熱い想いを吐露するものとなっていった。時には優しく日常の愛おしさを切り取り、時には拳を振り上げ血眼で闘うMOROHAの音楽はあなたにとって毒になるか、薬になるか。
MOROHA / MOROHA Ⅱ
【価格】
WAV 単曲 250円 / まとめ購入 1,800円
mp3 単曲 200円 / まとめ購入 1,500円
1. バトル鉛筆 / 2. 革命 / 3. ハダ色の日々 / 4. YES MUSIC, YES LIFE. / 5. 今、偽善者の先頭で / 6. げこくのジョー / 7. 勝ち負けじゃないと思える所まで俺は勝ちにこだわるよ / 8. 黙闘 / 9. 三文銭 / 10. 鳩尾から君へ
INTERVIEW : MOROHA
『MOROHA Ⅱ』を聴いて、2曲目まで腹が立った。まだ、「自分達が認められない事ばかり歌うのか!」 って。でも、3曲目の「ハダ色の日々」のあまりにも真っすぐな恋の歌にやられ、涙が流れ落ちた。後は、UKとMOROHAの到達した2人だけのグルーブにやられっぱなしだった。「三文銭」から「鳩尾から君へ」の流れは、あまりにも美しかった。
OTOTOYで「40分」ってイベントをやり始めた頃から、MOROHAがめちゃくちゃおもしろいと思っている。HIP HOPへの嫉妬も、名誉への欲望も多分に感じるけど、でも純粋な音楽への愛に満ちたやつらだ。だからこそ、なんか憎らしくてほっとけなくて、本インタビューでも色々言ってしまっているけど、ご勘弁いただきたい。彼らの完成した2人の世界に最大限の敬意を表して。
インタヴュー : 飯田仁一郎(Limited Express (has gone?))
文 : 鶯巣大介
自分が根性決めて吐き出せる言葉を選ぼう(アフロ)
ーー3年ぶりのアルバムということで、今日はいろいろと話したいです。個人的な話なんだけど、俺は歌詞で自分のことを歌われると共感しにくいんです。あと、若い子の歌詞を見たとき、同世代の子たちが共感するのはわかるけど、やっぱり上の世代から見たときに「それは共感できないでしょ」みたいなところはある。「いやわかるけどさぁ」みたいな。でも、「ハダ色の日々」は共感して、「MOROHAって、アフロの個人的な歌詞の壁を超えて歌えるようになったんや」と思って。俺はそこからアルバムにのめり込んでいった。
アフロ : それがあったから、逆に俺の個人的な話の曲も聞けるようになったって意味ですか?
ーーうーん。それはね、今日ちょっと話してみたいなと思ってたところで。この3曲目の、「ハダ色の日々」があったから、MOROHAっていうバンドが違うものにみえたのか、それとも単に別の時期に書いた曲なのか、まず知りたい。
アフロ : 「ハダ色の日々」はこのなかでも新しいですね。
ーー「三文銭」「鳩尾から君へ」等の、この後半の曲たちは?
アフロ : 「三文銭」が1番最初にできました。その次が「勝ち負けじゃないと思える所まで俺は勝ちにこだわるよ」。で、「バトル鉛筆」、「革命」の順番ですかね。どうしてそれを?
ーー「バトル鉛筆」と「革命」はいつものMOROHAの印象。「三文銭」と「勝ち負けじゃないと思える所まで俺は勝ちにこだわるよ」は歌詞が個人的じゃなく客観性があっていいなと思ったから、時期的に最近できたのかなぁと。それを今日、詳しく訊いてみたいなと思って。
アフロ : 俺はその飯田さんの「いや、わかるけどさぁ」っていう感覚がわからなくて。たとえば俺は、全く違う世界で生きている寿司職人のドキュメンタリーで泣けるんですよね。
ーーつまり、極論になるかもしれんけど、どれだけ個人的か、客観的かに見えるかって話。100人聴いた人のうち、1人の人間が感動するのはそんなにすごいとは思わへん。「ハダ色の日々」みたいに恋の歌を歌って、100人いたうちの30人が感動して泣いてたらそっちの方がすげぇって思う。つまり「バトル鉛筆」とか「革命」とかはすごい個人的な歌詞だと思う。でも「ハダ色の日々」は、100人のうち90人が思ったことがある事柄にワっと突っ込んで、そこをとらえた上でMOROHAの考えを乗せた。だから俺は、それをすげぇと思うのね。それは「三文銭」にも感じた。
アフロ : なんででしょうね、それは。
ーー「三文銭」はなんど聞いても、このふたりのものすごいグルーヴによって説得力を生み出してるんやなとは思う。この曲だけはダントツに抜けてて、それはアフロだけの力じゃなくて音楽の力な気がする。グルーヴやリズムとか、コード。
アフロ : そうか… でもそれは俺たち作り手の意識でどうにかなったものじゃないですね。べつにどの曲を作るのも俺らんなかでは一緒ですよ。俺は自分がどれだけ、みんなにわかりやすい言葉を選ぶかよりも、自分が根性決めて吐き出せる言葉を選ぼうっていつも思ってて。で、たまたま「ハダ色の日々」は根性決めていくぞって言葉が偶然みんなにわかってもらえるチョイスだった、ってことだったのかもしんないですね。
ーーでもその偶然で、そういうものが生み出せるっていうのは、すごい可能性があるってことやね。
アフロ : 俺は願わくばすべての人に同じように響いてほしいですけどね。「ハダ色の日々」も「革命」も歌詞の内容が個人的だからとか客観的だからとか関係なく響いてほしい、っていうのが願いです。
アフロの歌詞を届かせる、音楽に変換するのが僕の仕事(UK)
ーー共感はしてほしいと思ってるんや。
アフロ : 「共感できるでしょ!」と思ってますね。っていうか俺は俺のことしか知らないんですよ、やっぱり。俺はそういう考え方ですけど、こいつ(UK)はそうじゃないんですよ。だから俺の歌詞にダメだししてくるんです。
ーーそうなんだ! 結構がっつりと?
UK : まぁがっつりとってわけでもないですけど。アフロは自分が自信ある歌詞に関してはそもそも訊いてこなかったりするんですよね。で、やっぱり訊いてくる歌詞っていうのは不安になってたりするものなので、それに対して僕は素直に「こう思ったよ」っていうことは言いますね。それで、例えば自分が共感できなかったら演奏しないときもあるし。僕も一緒にやってる身分なんで、どう感情を入れ込んだらいいのかとか、どこが盛り上がりの部分なのかとか、それが共感できなくて。それこそ飯田さんが言った「わかるけどさぁ」って感じ。
ーーじゃあUKにとって基本、アフロが書く歌詞は自分のなかで納得している歌詞なのか、それとも共感している歌詞なのかでいうとどっち?
UK : アフロがこういうふうに歌いたいっていうのが伝わってきたら、OK。それが例えばものすごく、斜めの方向から届くような曲だったり、もしくはマイノリティーにしか届かなかったり、っていうのはもちろんあるんです。そういうのに関しては、僕の見せどころで、それをいかに広く、間口を広げるような曲に仕上げるか。だからわりと歌詞と曲づくりっていうのは同じで、作業自体が違う、という感覚でやってるので。アフロの歌詞を届かせる、音楽に変換するのが僕の仕事で。
ーーなるほどね。アフロはどんどん世間に認められたいという考えですよね。具体的にどうなりたいのかを訊きたいな。
アフロ : 例えば東京ドームでやりたいとかいろいろ… ポッとあがってくるんですけど、どれもしっくりこないんですよね。いろんな人の姿を見てるわけじゃないですか。フジロックでTHA BLUE HERBがやったりとか、田我流が渋谷WWWでやったりとかっていうのも。そこももちろん憧れで、行きたいところなんですけど。それがじゃあほんとに目標かっていったらそうじゃなくて。これまたふわっとしてるから、飯田さん、嫌いかもしれないけど。やっぱ俺ね、ずっと感動したいね! 自分に、自分で。「おぉ! よく自分の感情ここまで吐き出した!」って。俺、気持ち悪いけど、自分の曲を泣きながら書くんですよね。そういう瞬間の積み重ねをずっとしていったときに、これからどういうふうに、どんな曲が作っていけるんだろうって思ってて、それがずっと見たいですね。
ーーそれはね、全然ふわっとしてないよ。いままでで1番共感できる。だってそれは多分UKだって、俺だってあるし。それが歌詞であるか、ギターであるかの違い。「うわ、俺しか考えられへん曲ができた!」ってなったら鳥肌が立つよね。涙も出るし。だって東京ドーム埋めたらそのあとどうなんの? って話やんか。だからこそ俺は「バトル鉛筆」とか「革命」とかを聴いて、「でかくなったら音楽やめちゃうんじゃないか?」って思った。わかりやすいところで、〈中古棚で見つける自分のCD〉って歌詞あったけどさ、これを、共感してくれっていうのは無茶じゃない? 普通の人にはこんな経験わからへんやん!
アフロ : いやいやいや、違うんですよ。それは俺にとって、スペシャルだからいいんですよ。例えばもっとふわっとした、みんなが共感できる言葉を選んだとするじゃないですか。例えば、吐く力が10、共感0だとしても、俺は人に10伝わると思うんです。吐く力ってのはなにかっていうと、自分にとってその歌詞がどれくらい意味があるかってことなんですよ。それをいったらじゃあ、〈中古で見つけた自分のCD〉って、歌詞のパワーは、もしかしたら0かもしれないですね。でも、その歌詞は俺には10の吐く力をくれるんです。それは英語の歌詞を歌ってる人も一緒だと思うんですね。英語がわからない人に対して歌ってて、多分、歌詞の力は0。でも自分にとっては英語じゃなきゃいけない理由があったりする。だから力を込めて根性決めて歌えるわけじゃないですか。だから聞き手はなにいってるかわかんないけど興奮するわけじゃないですか。みたいなもんです。… どうすか?
ーーなるほど。いや、めっちゃわかる。けどそれが「自分のCDが中古棚に並んだことか」って思う。いや悔しいよ? でも例えば、“福島の原発のときに思った、だれに向けてもいいかわからへん怒り”と、この、“自分のCDが中古で並んでる、個人的な怒り”。「いやわかるけどさぁ」と思ってしまう。
アフロ : それは、俺にとっちゃあ、そっちのほうがおおごとだって話で、だからそっちを選んだんですよ。それはもう俺の人間的な器の小ささの話ですよ。けど、俺の器の大きさはここなんですよ、悔しいけど。でも、嘘ついてもしょうがないじゃない。自分が思ってないこと歌ったってしょうがないじゃない。だから俺は自分に近いもののことを歌うんですよ。で、それが俺は1番説得力があると思う。
ーーなるほど。で、また俺が思ったのはね、今作はすごく完成してると思うんです。器のちっちゃいアフロの世界と、どんどんギターがうまくなるUK。ギターがうまくなるっていうのもすごく怖い話で、多分わかると思うんやけど、ここまで完璧だと、ギター1本の表現ってもう正直、出すたびに次はなにをやったらいいかがわからなくなりますよね。
UK : そうですね。
いまこの秘めてるなにかを吐き出すことに僕らは1番、目を向けてる(UK)
ーーでもここまでギタリストとして出し切ったのはすごい事で。つまりこのアルバムがすごく完成したって事。でもそれよりも実は、俺が楽しみにしてるのはこの次で。だって変わるしかないからね。だからさ、「マジで世界平和歌ってみろよ!」と思う。そう思ったきっかけが、「ハダ色」。これはみんな共感できるから、みんなマジでアフロのことすげぇって思うぜって。もう一段階、すごく共感しやすい歌詞がつくれたときに、「ミスチルと張れる!」と思うわけ。
アフロ : それは俺の人間性が1番関わってくる話ですよ。そしたら飯田さんが俺の面倒みるしかないですよ(笑)? 「ちょっとこういうのあるからお前見にこい!」とか「ちょっとお前、世界みろ!」っていうような話じゃないですか。
ーー自分で面倒みろよ(笑)。
アフロ : そういう話ですよ(笑)。
ーーUKは次が見えてる?
UK : もちろん次の音源をどうしようかっていうのは考えますけど、計画練ってっていうよりかは、いまこの秘めてるなにかを吐き出すことに僕らは1番、目を向けてるんです。だから次が勝負だとかは別に思ってなくて、1枚目も勝負だと思ったし、2枚目も勝負だと思ったし、そういう感覚でやってるんです。もちろん目標とか夢はありますけど、先を目指すっていうよりは、じゃあいまなにがやりたいかとか、なにを伝えたいかとか、そういうものをやっていくんだろうなって思ってます。
ーーつまりはUKのなかで、たとえば急にエフェクターに興味が湧いて、「これが新しいMOROHAサウンドになる」と思ったら、すっと変えることができるってこと?
UK : それが本当にやりたいことで、お互いが納得いって「これが1番の吐き出しかただ」って思うんであれば、そうですね。それがエフェクターだったり、俺がエレキを持ったりだとか。俺がもし、アコギでの表現を自分のなかで出し尽くしちゃったって思うようになったときが、そのターニング・ポイントかもしれないし。
ーーじゃあふたりともこのスタイルにこだわってないってこと?
アフロ : 「アコギ1本でこれだけグルーヴ出してるんだぜ、すごいだろ」っていう思いはなくて。いまはこのスタイルが1番いいと思ってやってるんですね。だから、こだわりはあります。ただそれはやっていくなかで、俺がもしかしたら太鼓を叩きたくなるかもしれない。どうしてもこの熱情を、言葉じゃないなにかでぶつけたくなるかもしれない。
UK : だから、このスタイルに縛られているわけではないです。
お互いが成長していく様を曲に落としていくこと(アフロ)
アフロ : ちょっと話を戻すと、俺が「人間的に成長していかなきゃいけない、楽しみだ」っていうふうに言ってくださったんですけど、それは俺がUKに対しても思ってて。例えば「うぉお、なんてかっこいいんだこの先輩は」と思ったとき、「これを曲にしたい」って言ったんですけど。コイツ、先輩がいないんですよ。
ーーあはははは(笑)。
アフロ : ははは(笑)。だからね、それを歌詞にしたときに、どうやってギターを弾いていいかわからない。いま俺たちが出せている世界って言うのは、全部は共感出来ないにしても、どこかでひっかかる部分があって、ちゃんとそれぞれ自分のなかで噛み砕いて曲に出せてるわけで。だから俺はね、すごく気持ち悪いけど、お互いが成長していく様を曲に落としていくことを、これからしていきたいですね。変わっていくっていうのは多分そういうことだと思うんですよ。そういう意味ではまだこれから先も、どんどん広がりがあると思うんですけど、それはもう人間の話になってくるんですけどね。
ーー人間の話っていうとさっきもちょっと言ったけど、アフロの世界が、いわゆる社会問題にいかないのはなんで? MOROHAは絶対ECDとかTHA BLUE HERBとかと同じとこまで行ってほしいと思ってて。
アフロ : それはもうほんとに、俺の人間性の話になっちゃうんですけど、選挙に行く行かないってときに、俺は「選挙の日、俺デート行くんだよね。朝からディズニーランドにさ。」ってやつの気持ちのほうがわかっちゃうんですよ。それはもしかして最低のことなのかもしれない。けど、そこに向けて歌うってことは、もしかしたら俺の使命かなと思った。率直に。そういう人たちに響くものは、歌えるなって。俺はもうとにかく、いまの自分が根性決めて吐ける言葉をチョイスしていくだけなんです。でも怖いね、世界平和を歌ったらミスチルとはれるって言葉に俺が感化されてかましはじめちゃったら (笑)。でもそれはちょっと自分で「待てよ」と。「ほんとに思ってないことは歌うなよ」と。もしくは「思いたいと心からは思ってないことは歌うなよ」と思ってるから。
ーーなるほど。最後に訊きたいんだけど、ツアー・ファイナルをワンマンでやらないのはどうして?
UK : ワンマンは、世の中的に価値のあるものになってて、そのバンドのレベルを図れるひとつの物差しになってるじゃないですか。まぁこれは俺が、なんですけど、そこに興味がないんですよ。ワンマンって自己満だと思うんです。「おれらこんだけお客さん集められるんだぜ」とかっていう見えかたにしかならない。実際なんでワンマンをやるかって逆に問いたいんですよね。なんかよくわかんないけどそれがひとつの目標になっちゃってるのが1番怖いんですよ。だったら自分が目指しているところにもうすでにいる人たちに牙をむけるというか、そこと一緒にやって、その日をスペシャルな日にするってほうが俺は全然興奮する。
ーーなるほどね。俺はUKの話は全然変だと思わなくて、うちのバンドの考えとまったく一緒。でも、OTOTOYと一緒に【アフロの40分】をやったやんか。で、やっぱしMOROHAがヒップホップのやつらにぶつかって、響いたときもあれば響かなかったときもあって、あの感じがマジでかっこよかった。ぶち壊そうとしてる気がした。あの感じはやっぱりうみのてやシェフ(the chef cooks me)じゃ出ない気がするんだよね。
アフロ : ああ、それはね、まだ言えないけど、このあとに考えていることがあって。
ーーそれはたのしみだね! 俺はもう、次にくるのはMOROHAだと思ってるから。どんどん倒していってください。
>>前作『MOROHA』時のインタヴューはこちら
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LIVE INFORMATION
2013年11月17日(日)@群馬県 高崎市内5会場
2013年12月14日(土)@長野music&bar FAME
2013年12月15日(日)@仙台 BAR&EVENT HOLE Tiki-Poto
2013年12月22日(日)@古河 Spider
2014年1月5日(日)@熊谷 MORTAR RECORD 2F
2014年1月7日(火)@清水 SOUND SHOWER ark
2014年1月11日(土)@沼津 Quars
2014年1月25日(土)@金沢 puddle/social
2014年2月1日(土)@長野INDIA Live The SKY
2014年2月2日(日)@上越 EARTH
2014年2月8日(土)@高崎 club FLEEZ
2014年2月15日(土)@LIVE SQUARE 2nd LINE
2014年2月22日(土)@京都VOXhall
2014年2月23日(日)@名古屋 CLUB ROCK'n'ROLL
2014年3月6日(木)@渋谷WWW
PROFILE
MOROHA
2008年に結成された、UK(Gt)とアフロ(MC)からなる2人組。
感情の破裂音としてのラップ、繊細かつ獰猛なギターリフ。
個々の持ち味を最大限に生かす為、MC+Gtという最小編成にこだわる。
鬼気迫るLIVEはあなたにとって毒か薬か。
雪国信州信濃から冷えた拳骨振り回す。