ストーリーとメッセージを込めて表現する──プー・ルイ&METTYが語る、PIGGSのデザインが産まれた理由
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いま、いちばん勢いがあるアイドル・グループPIGGS。アグレッシヴなライヴを行い、YouTubeで自らの内面を曝け出していく彼女たちの活動は、ファンの心を掴んでやまない。今回OTOTOYでは、PIGGSのプレイヤー兼プロデューサーを務めるプー・ルイと彼女たちのデザインを手がけるMETTYの対談を実施。謎に包まれてたMETTYとはいったいどんな人物なのか、プー・ルイとは合コンで出会ったという2人のファースト・コンタクトの話から、PIGGSのメンバーをどのように見ているのかなど、じっくり語ってもらいました。
また、最新シングル『T.A.K.O』のリリースを記念して、OTOTOYにて『T.A.K.O』貯金箱付きセットを販売することが決定。さらに、OTOTOYでは恒例となっているオンライン・イベントも開催します。こちらも決してお見逃しなく。
『T.A.K.O』貯金箱付きセットの販売&オンライン・インストア・イベント開催決定!
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PIGGSの最新シングル『T.A.K.O』のリリースを記念して、OTOTOYにて『T.A.K.O』貯金箱付きセットの販売が決定。今回販売される『T.A.K.O』貯金箱付きセットは、PIGGSの最新シングル『T.A.K.O』のハイレゾ音源と、PIGGSマスコットキャラクターであるブタが立体的になった貯金箱、さらにオンライン特典会への参加券がついた豪華版。
また、今作『T.A.K.O』のリリースを記念して、オンライン・イベントの開催が決定。こちらは2部制になっており、第一部はPIGGSへの公開インタヴューを実施。今回のシングルの聴きどころや、これまでの歩みについてじっくり語る1時間になる予定。この様子はOTOTOYのLiveチャンネル(https://ototoy.jp/live/) で公開され、だれでも無料で視聴が可能です。
そして、第2部はZoomを使ったオンライン特典会を開催。参加ご希望の方は、4月14日(水)18時からOTOTOYで予約受付が開始される『T.A.K.O』貯金箱付きセットを予約し、メールで送られてくるZoomのURLに指定の時間にアクセスすると、『T.A.K.O』貯金箱付きセット1つにつき30秒メンバーとのオンラインでのトークが楽しめます。お見逃しなく!
〈PIGGS『T.A.K.O』リリース記念 OTOTOY ONLINE IN-STORE〉
日時 : 2021年4月21日(水)
19:00〜 1部 : 公開インタヴュー (60分)
配信URL : https://ototoy.jp/live/
20:15〜 2部 : オンライン特典会 (150分)
『T.A.K.O』貯金箱付きセットのご予約はこちら
https://ototoy.jp/merch/
※2021年4月14日(水)18:00〜予約可能となります。
詳細はこちら
INTERVIEW : プー・ルイ&METTY
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プー・ルイがずっとPIGGSの重要人物と言い続けていたMETTYに取材することができた。とても思慮深く、丁寧に言葉を選んで話すその佇まいに、5分で彼がPIGGSに必要不可欠とわかった。プー・ルイ×Ryan.B×METTY。三位一体で走るPIGGSの源流に、最高のメンバーが乗る無敵感がヤバイ! だからPIGGSはすごいんだな!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
BiSはすごく輝いていたし、新しいアイドル像だなと思っていた
──おふたりはいつ頃知り合ったんですか?
プー・ルイ : 10年ぐらい前、BiSでLIQUIDROOMの出演が決まっていたんですけど、集客がやばかったのでメンバーがチケットを売るノルマがあって。当時、私は友達がやっている合コンに呼んでもらって、チケットを売っていたんです(笑)。そのときに出会ったのがMETTYでした。
METTY : 当時の僕は気が狂ったように合コンをしていて、女の子の方から「いまからアイドルをやっている友達が来てもいい?」って言われて。俺らもアイドルに会ったことないから、髪の毛整えながらテンション上がって待っていたんですけど、「BiSです。全裸のMV上がっているので良かったら見てください」ってプー・ルイさんから言われて(笑)。思っていたアイドルとちょっと違った(笑)。そこから話の流れでチケット買ってLIQUIDROOMに行ったんですけど、そのライヴで感動して「すごくかっこよかったです!」って連絡して、そこからの関係ですね。
──プー・ルイさんと出会ったときはなにをされていたんですか?
METTY : 大学に通いながらバンドでベースを弾いていました。ソニーのオーディションに応募したら見事に受かって活動をしていたんですけど、「就職したい、安定したい」という気持ちのメンバーが多かったので、じゃあこのバンドはここまでにしようかってなって、それからはフラフラしてました。
──そのバンドが解散してそこからは?
METTY : それから半年くらいピン芸人をやっていました。全裸になって「ウォシュレットが止まらないから好きな人に会いに行けない」という歌を3分間アコギでちんこを隠してやっていて(笑)。芸能事務所に50社ぐらいプロフィールを送ったら、1社だけ僕のネタに刺さって「10年後お前は売れる」って言われたんですけど、僕はすぐ売れたかったので辞めました(笑)。
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──(笑)。Ryan.Bさんと出会ったのはいつですか?
METTY : 僕が1人でふらふらしていた時期ですね。当時バンドで所属していた事務所の人に「ベーシストが必要になったらいつでも声かけてください」って話していたんですよ。そしたら事務所の人から「BRIAN SHINSEKAI(Ryan.B)っていうおもしろいやつがいる。彼にないものを君は持っているし、君にないものを彼はもっているから、ぜひ会ってみてほしい。彼から連絡させるよ」って言われて。それからなにもなくて3ヶ月くらいしてから、深夜3時ぐらいに突然電話が鳴って、明らかに酔った口調で「BRIAN SHINSEKAIです。映像とか拝見したんですけど、かっこいいからベースを弾いてもらってもいいっすか?」って言ってくれて、その時点で僕にないものを持っている理由がわかりましたね。後々「なんで、泥酔状態で電話してきたの?」って聞いたら「酔わないと恥ずかしくて電話する勇気がでなかった」って言っていて、かわいいなと思いました(笑)。
プー・ルイ : かわいい(笑)。
METTY : そこから、Bryan Associates Clubというバンドをはじめたんですけど、価値観がどうしても譲れない部分があって半年ぐらいで脱退しました。「デザインは引き続きやるけど、僕よりもっと破天荒な人が入ったほうがいいと思うから抜けるわ」って。
──もともとデザインの仕事もしていたんですか?
METTY : 最初にやっていたバンドでCDを出すとき、デザイナー費として15万かかるって言われたんですけど、僕はお金が欲しかったので「僕がデザインやるんで、半分でいいからもらえませんか?」って事務所に言ったのがきっかけです。デザインを頑張って音楽とシンクロさせていったほうがいいなと思って。Bryan Associates Clubを脱退してからは、フリーランスで色んなグッズを作ったりもしていましたね。
──BiSとの関わりはあったんですか?
METTY : なかったです。BiSはすごく輝いていたし、新しいアイドル像だなと思っていたので、いつかデザインで関われたらいいなと思っていましたね。
プー・ルイ : でも、METTYが軌道に乗り出したときに私は転落期を過ごしていて(笑)。私がダイエット騒動で炎上したあと、「どうしてもパンケーキが食いたいんだ」って誘ったのがMETTYなんですよ。
──METTYさんは迷走しているプー・ルイさんをどういう風に見ていたんですか?
METTY : 僕の知っていたBiSのときのプー・ルイではなくなっていた。悪い方向に頑固になっちゃってるなって思っていたんですけど、そこは自分でなんとかするしかないし僕がどうこう言うことでもないんで、特に炎上したことにも触れずにパンケーキを食べている姿を見ながら「あーそうなんだー。いい天気だねー」みたいな。
プー・ルイ : 「自分はいいから好きなのを2個選んでいいよ」って言ってくれて。優しいんですよMETTYは(笑)。
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──そこから、なぜ一緒に仕事するようになったんですか?
プー・ルイ : BILLIE IDLE®が終わるって決まったときに、自分で動かせるものがやりたいというのはなんとなくあったんですよ。そのとき個人的にMETTYが作っているものを普通に使っていたから、デザインはMETTYしかいないと思ってはじめて仕事の話をしました。
METTY : 仕事の話をされたときは嬉しかったですね。「俺でいいんだったらやれることは全部やる」って言いました。そこから楽曲の話にもなったんですけど、僕はもうRyan.Bしかいないなと思ってプー・ルイに薦めました。
──Ryan.Bさんを選んだのはなぜですか?
METTY : Ryan.Bの曲はかっこいいしアーティストとして尊敬しているし、その後の人生でもなかなか出会わないタイプの人だったからパッと浮かびましたね。他の部分はちょっと抜けていたりするんですけど、音楽に向き合うときのRyan.Bは信頼できるし、全部任せられる存在だなと。
プー・ルイ : METTYに「PIGGSの楽曲はRyan.Bかな」と言われたときに納得しましたね。
──そこから、どういう風に楽曲を?
METTY : プー・ルイは、楽曲を作った経験がないからリファレンス曲にJ-POPとかをもってきちゃったので、最初はちょっと迷走したんですよね。かっこいいものを作るなら海外の曲をリファレンスしないと難しいって話をしました。僕も間に入らせてもらってプー・ルイの言いたいことをRyan.Bに伝えるっていうことをしていました。
プー・ルイ : 噛み砕いてRyan.Bに伝えてもらいました(笑)。