【行かなきゃ ASP Episode29】「武道館に立つ自覚をもって過ごしたい」──マチルダー・ツインズが描く、夢の舞台へのロードマップ
日本武道館公演に向けて、現在フルスロットルで走り続けているASP。そのメンバー個別インタヴュー第6弾は、マチルダー・ツインズ。最近は展示会に行ったりと、アートの方面にも興味があるという彼女。日本武道館という夢の舞台での公演が決まったいま、クリアしたいと考えている課題とはどういうものなのか。マチルダー独特の言語感覚で話してもらいました。
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INTERVIEW : マチルダー・ツインズ(ASP)
〈PiZZA WACKful WORLD TOUR〉で見たASPの完成度は本当に高く、WACKの中でも最も勢いのあるグループであることを再認識したイベントだった。何度も書くが、武道館に向けたロードで、ツインズの成長は、ASPのキーだ。もっともっと高い場所へいくために!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
オーディションのときに「海外でライヴをしてみたい」と言ったんですよ
——マチルダーさんが最近ハマっていることはなんですか?
マチルダー・ツインズ(以下、マチルダー):婚活パーティーに行ってきた話とかをYouTubeで見るのが好きです。高齢者の婚活バスツアーというものがあるんですけど、それがすごく素敵で。バスの中で、10分交代で話し相手が変わって、みんな「生花にハマっています」とか「最近ゴルフいきました」って言っていて、ほっこりします。
——そんなものがあるんですね(笑)。
マチルダー:みんな一生のパートナーを探していてかっこいいです。そうやって自分が行動するのは大事だと思いますね。
——婚活パーティー以外で注目しているものはありますか?
マチルダー:最近、関川航平さんという美術作家の方に注目しています。その人は自分が動いて作品を作る人なんですよ。「カップラーメン前後」という作品があって、それはカップラーメンを食べた前後の身長と体重と温度を計測する作品なんです。
——美術作家の方なんですね。
マチルダー:はい。他にも美術館のエントランスにベッドを置いて22日間過ごして、最初の11日間で風邪を引いて、残りの11日間で風邪を治すというパフォーマンスを行っていたりするんです。今大注目しています。
——おもしろいですね。彼については、どこで知ったんですか?
マチルダー:展示を最近観に行ったんですよ。そこからいろんな展示会に行ったり、アートについて調べたりする中で見つけました。
——マチルダーさんはアートに興味があるんですね。ウォンカーさんもアートは好きなんですか?
マチルダー:ウォンカーさんも好きです。この前は一緒にChim↑Pomの展示に行きました。いまは色々なものを観ています。
——少し遡りますが、昨年2023年の11月16日には、イギリス・ロンドンでWACK初の海外公演〈WACK in the UK〉が開催されましたね。UK公演はいかがでしたか?
マチルダー:オーディションのときに「やってみたいことはありますか?」って聞かれて「海外でライヴをしてみたい」と言ったんですよ。いま考えると「当時は生意気だったな」って思うんですけど、言ったことが叶って良かったです。実際ライヴをしてみて、海外にも音楽で一緒になれる人間がいるんだと感じました。これからもっと頑張らないといけないなと思ったし、一緒に声を上げて盛り上げてくれたことが嬉しかったですね。
——イギリスで印象に残っていることはありますか?
マチルダー:双子ウケがすごかったんですよ。ストリートスナップの方に話しかけられて、写真を撮ってもらいました。チヤホヤは大歓迎です(笑)。
——そうだったんですね。
マチルダー: 3件くらい声を掛けられましたし、店員さんに「Twins? Pretty!」みたいなことを言われました。でも英語が全然聞き取れなかったのは残念です。言葉で言えないぶん、ジェスチャーで表現しました。
——イギリスでは他に思い出はありますか?
マチルダー:全然野菜がなくて…。しかも、野菜はあっても高いんですよ。なので次からは野菜を持っていこうと思いましたね。