【もんじゃ対談】2019年の栄光の星ふたつが鉄板の前で相対する! ──クリトリック・リス × 眉村ちあき
4月20日に日比谷野音にてワンマン・ライヴを開催するクリトリック・リスが3rdアルバム『ENDLESS SCUMMER』をリリースした。スギムの自主リリースとなった今作はより温かみのあるやりたい放題な1作に。OTOTOYでは今作の配信を開始するとともに、同じソロとして活動する眉村ちあきとのもんじゃ対談を敢行。お互いの魅力やふたりの共通点とはなにか。食べまくり喋りまくりのこの様子を、写真たっぷりでお届けします!
クリトリック・リス3rdアルバム配信開始
眉村ちあき、30曲入り『ぎっしり歯ぐき』ハイレゾ配信中!
INTERVIEW : クリトリック・リス × 眉村ちあき
クリトリック・リスも眉村ちあきもとても真面目で、音楽に真摯だ。だからステージから降りようが、裸になろうが、下品な歌を歌おうが、人の心を震わせるのだ。今回の対談も、大喜利までは、その感じがとても伝わる良いインタヴューになった。
大喜利は…… ただただふたりの面白さが際立ってしまった……。
インタヴュー : 飯田 仁一郎
文 : 千田 祥子
写真 : 大橋 祐希
命を削って歌っている感じがして、わたしもこんなライヴをしたいって思いました
──今回、スギムさんが対談したい相手に眉村ちあきさんを選んだのはどうして?
スギム : 同じソロだし、ライヴを観ててもめっちゃシンパシーを感じるんです。年齢も性別もやっている音楽も違うけれど、どこか芯の部分では似ているのかなと思って。その芯の部分を僕自身も詳しく知りたいと思ったのがきっかけです。
──スギムさんがシンパシーを感じる眉村さんの一番の魅力はどこ?
スギム : ライヴハウスで僕がよく観る女性シンガーは、圧倒的に「陰」の部分を歌う人が多いんです。「陰」の部分は誰もが持っているから共感しやすくて、自分の秘めている部分を出しやすいんだと思う。でもちちゃん(眉村ちあき)は完全に「陽」の部分を出して、それを共感してもらってエンターテイメントに変えている。
──眉村さんの「陽」の部分とは?
スギム : 音楽性もパフォーマンスにも通じるけど、何よりもキャラだね。
──おふたりの出会いはいつごろ?
スギム : 2018年4月に熊谷モルタルレコードでツーマン・ライヴをしたんです。
眉村ちあき(以下、眉村) : いきなりスギムさんのスタッフさんからメールが来たんですよ。
スギム : たくさんライヴをしているなかで、お客さんから「眉村ちあきはすごいよ」って話を聞いてて。モルタルレコードから誰とやりたいか聞かれたときに、眉村ちあきさんとやりたいと話をしました。
──眉村さんを観たことはあったの?
スギム : なかったんです。YouTubeで動画を見ていたけど、実際は想像以上だった!
眉村 : うれしい。
──そこでふたりは意気投合した?
眉村 : わたしはスギムさんのライヴを観てすごい背中を押されたし、その瞬間からずっと好きですし、本当にスギムさんのことを尊敬しているんですよ。
──どんなところを?
眉村 : いままで観たなかでいちばんライヴの熱がまっすぐに刺さってきて。ハゲている頭から汗がいっぱい出て、それを拭いてまた次の曲を歌う姿がおもしろいのに泣けてしまうんです。
──泣ける!?
眉村 : 泣ける! 命を削って歌っている感じがして、わたしもこんなライヴをしたいって思いました。
──スギムさんにとって眉村さん世代の女の子にそう言われることをどう思いますか?
スギム : 僕のファンは、若い女性よりも30〜40代の男性が多いんですよ。だから、ちちゃんのような女の子の心に響いてくれたのはすごくうれしいですね。
眉村 : いちばんスギムさんが好きです。
スギム : そんなリップサービスはいらないからね(笑)! ちちゃんはハゲの人が好きなんだっけ。
眉村 : そうです。ツヤツヤで綺麗で、目立つし素敵だなあって思います。
──スギムさんがもしハゲていなかったらそんなに好きじゃない?
眉村 : ハゲているから、頭の汗を拭いている姿も全部魅力的にうつるし。ハゲているからこそ出せる魅力ってあると思う。バカにしてないですよ(笑)!
今回はあえてローファイな手作り感のあるものにしたかった
──スギムさんの楽曲についてはどうですか?
眉村 : スギムさんの正しいピッチに声が届いていないところがわたしは好きです。そういう歌いかたとか、ちょっと荒いところがいいなって思います。
スギム : うん。自分で荒くしようと思って荒いわけじゃなくて、13年やっているわりに僕は音楽の知識がない。いまだに根底の部分はガレージバンドで作っているし。クリトリック・リスとしてトラックのレベルをあげることに重きを置いてなくて。
眉村 : そうなんです。重きをおいてないところがいいなって。
スギム : まあ甘えたらあかんなとも思う。それでもちちゃんに別の部分で評価してもらえているのであればうれしいですね。
──スギムさんの今作『ENDLESS SCUMMER』でいうと、修正をしそうなピッチもそのままで荒い部分を残していますね。それは意図的にですか?
スギム : 今回は自主で出すし、自分でできることは自分でやってみようと初心に戻って、マンションの集会所で全部録ったんですよ。
眉村 : へー! ひとりで?
スギム : ひとりで夜中にパンイチになって(笑)。
眉村 : キャー!?
スギム : テンションあげるために(笑)。だから、ピッチも一切直さなかったし。12曲を3日間で録ったんです。エンジニアさんに直すかどうか聞かれたけど、ピッチがあってるか外れているかも自分でわかんないんですよ。今回はあえてローファイな手作り感のあるものにしたかったんで、そのままにしました。
──スギムさんがメジャーを離れ、また D.I.Yに戻ったのはなぜ?
スギム : 前回メジャーで出してみて、人の力を借りて”作ってもらった”感覚があって。だから今回はミックスやマスタリングのことを自由に文句を言えて、わがままできる環境でやってみたいなと。次の作品もそうするかはわかんないけど、今作はすごく僕は気に入っています。一般ウケするかといったら微妙な音作りだけど「温かみ」は出たかなと思う。
──ポイントが「温かみ」なんですね?
スギム : 自分でやる手作り感が音でも伝わればいいかな。
──眉村さんはサウンド面でこだわっている部分はどこ?
眉村 : いまは紅白を目指しているから、たくさんの方に向けて作れるようにもならないとって思っていて。いままでのように宅録のものがいいって言ってくれる人たちや、音が綺麗になってほしくない人ももちろんいるけど、その意見は一旦我慢しようって。まだ見たことのない2億人をみようと思っています。
──2億人! 海外までいきますね!
眉村 : そう。だからいまは綺麗にちゃんとやることを覚えたいなって思っています。できるようになりたいし使いこなしたい。でも音の抜けとかも全然わかんないし、ローとかハイとか何が違うんだって感じだけど。「もっとこうしたほうが音よくなるんじゃない」って言われたら「そうなんだ! 」って全部素直に受け入れようと思います。聴いていて気持ちがよい音にしたい。
でかいホールやステージで僕らを観たお客さんを、いつもやっているライヴハウスまで来させたい
──ライヴにおいておふたりが大切にしていることはなんでしょう?
眉村 : 最近は曲と曲のつなぎ目を頑張るようにしています。意味がないようでちゃんと意味のあるような曲振りをしたり、MCもちゃんと喋らないとって思って。いつも意味ないことしか喋っていなかったから。
──そうなんですか(笑)?
眉村 : たとえば、スギムさんのライヴはどうしてあんなに熱があるんだろうって考えてみると、MCでちゃんとみんなを巻き込む力がある。それを意識して、いちばん後ろの人まで巻き込もうっていう気持ちでやっています。
スギム : 僕もずっといままで200〜300人キャパのライヴハウスでやってきて、そこでの巻き込み方は覚えたんですけど、ちちゃんはこれからもっと多くの人へ観せるエンターテインメントにいくんやろうな。俺はわからないところですね。
眉村 : 規模が大きくなると登場してギターをジャンって弾いただけで「ワァァー! 」って絶対なっていくと思う。そうやって肯定しかされなくなったときにそこに甘えたら終わりだと思っていつも生きてます。だからわたしのことを誰も知らないところに出たときに、「おまえら全員圧倒してやる」っていう気持ちは忘れたくない。
──スギムさんが覚えた巻き込み方を眉村さんにアドバイスするとしたら?
スギム : それはキャラによって全然違うけど、200人規模のライヴハウスだとお客さんが出ていくところも見えちゃうんですよね。でもそんな時に、僕らはソロだから次の曲を変えることもできるし、逆にイジったり対応できることは強みだと思う。200〜300人規模でそれができるかどうかで、ライヴの雰囲気が変わってくるよね。
眉村 : わたし今度ホールでライヴをするんですけど「フロアも降りられない、サーフもできなかったらわたしどうするんだろう」って思っちゃって。200人規模のやり方ではこれから通用しなくなっていくのかなって思いました。
スギム : そうなんだよね。クリトリック・リスの野音(2019年4月20日開催予定)もめちゃくちゃ制限が厳しくてステージから降りることすらできないの。だから僕はそういうでかいホールやステージで僕らを観たお客さんを、いつもやっているライヴハウスまで来させたいなと思って。ライヴハウスでやっているライヴがいちばんかっこいいしおもしろいし熱量も伝わる。でもライヴハウスが怖いのかなかなか降りてこない。たとえば竹原ピストルさんはめっちゃでかくなって紅白も出たのに、いまだに小さいところに戻ってやっている。それは音楽の本来の楽しみ方がライヴハウスにあることを伝えようとしているのかなって思います。
眉村 : 紅白に出て、それからライヴハウスにお客さんを連れてこれたらめちゃくちゃすごいしかっこいいですね。
スギム : みんなライヴハウスからスタートしているけど、大きくなったら忘れちゃう。バンドになるとPAさんや照明さんとかで大所帯になってちっちゃいライヴハウスではできなくなるけど、僕らみたいなひとりの人は戻ってこられる。でかいところに行きつつも、ちちゃんもそうであってほしいなって思うよ。
眉村 : でもわたしは大きいところまで行って小さいところでやらなくなった人は、忘れたんじゃなくて他の理由もあると思ってて。キャパが狭いところでやると入れないお客さんがいるじゃないですか。わたしも最近、当日券を買うのに抽選で外れちゃった人の帰っていく後ろ姿をみてめっちゃ悲しくなって。そういう理由もあるかもしれない。すごく悲しかったから、ちゃんと自分の見合ったキャパでこれからどんどんやっていこうって思いました。
やっぱり夢を見させてくれる人って、アイドルだと思うんです
──おふたりはソロへのこだわりはありますか?
スギム : 元々の性格的な面で、子どものときから野球とか団体競技が苦手だったんですよ。
──たしかスギムさんは野球部でしたよね?
スギム : そうなんですけど、自分の存在価値をアピールできるのがマラソンとかだったんですよ。会社員になってからも結局、自分の仕事を人に振れないんですよね。いい意味で完璧主義なんでしょうけど、自分の思うようにやりたいがゆえに自分でやってしまうところが僕の長所であり短所でもある。会社員のときはどうしても部下や上司と絡まなきゃあかんかったことが、いまは自分ひとりでやれるようになったんで、僕に合っているなあと思います。
眉村 : わたしも昔、3人組のアイドル・グループにいたんですけど、絶対ひとりになって正解だと思っています。
──それはなんでですか?
眉村 : アイドル・グループのとき、ライヴが楽しくてフロアに降りちゃったら「ちーちゃんひとりで目立とうとしないでよ! 」ってメンバーに怒られたりしていて。チームプレイができなかったです。
──でもバレーボール部だったんですよね?
眉村 : わたしはひとりだけバレーボールがうまかったから、たとえわたしが暴走してもみんなついてきてくれたけど、グループはダメでしたね。
──ふたりともソロは必然なんですね。
スギム : 今日ちちゃんの話を聞いて、ちちゃんはいま22歳で、これからは人を動かしていくことを音楽と並行していくと思うけど、俺はそういうのに疲れちゃって。サラリーマンで経験した嫌な思いを自分の好きな音楽というジャンルには一切持ち込みたくない。いまだに好きなこととで自分を殺すことはしてないけど、今回ちちゃんのギラギラした思いを聞いて勉強になりました。
眉村 : スギムさんとわたしでは、その経験値に圧倒的な差があるんです。その経験値が生むライヴ・パフォーマンスもすごく感じるんですよ。わたしが歌ったら絶対スカスカだろうなっていう歌詞も重みを感じられるし、だからそこは絶対に勝てない。
スギム : ちちゃんには「一緒に先のところをみよう」ってお客さんがついてくる。その人たちもちちゃんを応援して一緒に夢を見てる。でもクリトリック・リスのお客さんはそういう夢に破れた人が俺のところにやってきて、「あんなふうにおっさんが頑張っているんだから、俺たちもあのおっさんを応援してやろう」っていうベクトルなんですね。かといって負のパワーが働いているわけじゃない。いま来てくれているお客さんは俺が売れることを思ってくれているというより、自分たちが挫折したものと俺を重ねあわせて応援してくれている気がするんですよ。
眉村 : 希望の星ですね。やっぱり夢を見させてくれる人って、アイドルだと思うんです。「俺にもできるかもしれないから頑張ろう」って思わせられるスギムさんのアイドル性はめちゃくちゃ高いと思います。
──おふたりがお互いに特別な存在であることはわかりました。3月にはまたツーマンがありますね。
眉村 : わたしがスギムさんとツーマンするとき、お客さんがいちばん喜ぶんですよ。だから化学反応が起こっているのかなと思って。
スギム : それは本当にうれしいですよね。ちちゃんは対バンのときどういう気持ち? つぶしたろとか思っている?
眉村 : 〈難波ベアーズ〉と〈ボロフェスタ〉でスギムさんと対バンしたときは、スギムさんを絶対食ってやる! っていう気持ちで挑んで。でもいつもスギムさんはわたしの予想を上回ってくるから敵わない。「もっと頑張ろう、悔しい」って思って曲がどんどんできたりします。
スギム : 正直、モルタルのときは年齢も経験値もちがうし、そこまで構えてなかった。でもいまはツーマン怖いっすね。
眉村 : えー! そうなんだ! うれしい!
スギム : ちちゃんの活動しているスピードが僕とちがうんですよね。いまこう曲を作ろうとしたら作れるじゃないですか。
眉村 : はい。
スギム : でも俺はそれができなくて。ライヴで披露する曲ができるまで時間がかかるけど、ちちゃんは披露までスピードがめちゃめちゃ速い。明らかに俺の成長より速いから、すごく恐ろしいなと思う。
眉村 : うれしい!
スギム : 本当にロックンローラーの早死にするような感じで。だから死なないでほしいなって。
眉村 : そう! わたし死ぬ気がするんですよ。
──では最後にスギムさん、締めの一言お願いします。
スギム : いい音楽や芸術は僕は個人のアウトプットだと思っているんです。その画材がギターであろうがなんであろうが、人間がおもしろいから作る作品がおもしろいというものが最近生まれていない。ちちゃんはいろんなところで可能性があって、その希望の星なので頑張ってもらいたいですね。
眉村 : はい!
スギム : 人間力そのもので、エンターテインメントが評価される時代に僕はなればいいなと思います。
眉村 : じゃあ最後にカンパ〜イ!
〜番外編〜 スギム考案《ロックしりとり》やってみた
──眉村さん、今日はスギムさんがよく打ち上げでやられている「ロックしりとり」をやりたいらしいですよ。
眉村 : キャハハ! なんですかそれ。
スギム : 自分がロックと思う言葉でしりとりをする。語尾に「ん」と「〜ズ」がついたらアウト。音楽に関することじゃなくてもいいです。「もんじゃ焼き」がちちゃんにとってロックだったらもんじゃ焼きもロックなんです。ジャッジは飯田(インタヴュアー)さんお願いします。
第1回戦
眉村 : 「おこげ」。
スギム : 「ゲゲゲの鬼太郎」。
眉村 : 「ウコン」! …キャー! 速い! 終わっちゃった(笑)!
スギム : というか、ウコン飲むやつなんてロックンローラーじゃないやん!
【勝者】クリトリック・リス
第2回戦
眉村 : 「いもロック」。
スギム : 「クリトリック・リス」。
眉村 : 「スーサイド」。
スギム : 「TOTO」。
眉村 : 「toto」。
スギム : 「トータス松本」。
眉村 : 「トイレ破壊」トイレ破壊したらロックでしょ!
スギム : 「イカ一夜干し」。
眉村 : え、ビミョー。一夜しか干してないんでしょ!?
──たしかにですね(笑)。トイレ破壊の返しとしては、しょぼすぎですね。アウト!
眉村 : そう! トイレ破壊したのにイカは一夜しか干さないのかよって!
【勝者】眉村ちあき
第3回戦
スギム : 「イギーポップ」。
眉村 : 「フレディ・マーキュリー」。
スギム : 「eastern youth」。
眉村 : 「すっぽんの甲羅と中身を分離」。
──(笑)。たしかに!
スギム : 「たしかに!」じゃないんだよ! 分離ってなに?
眉村 : 分離しちゃうの! オラァ! って。
──オッケー。
スギム : えぇ? オッケーなの? 文章だし! じゃあ次、「リンゴスターはやっぱりビートルズだなあ」。
眉村 : キャハハ! そんな言い回しでいいんですか?
──スギムさん、なんか言い回しがロックじゃないです。アウトー! スギムさん2敗目。
スギム : こういう不条理を俺はこれからも抱えながら葛藤していくんだろうなあ……。
【勝者】眉村ちあき
第4回戦
──次がラストです。
眉村 : 次勝ったら1000点にしましょ!
──逆転チャンスがあるってことですね。
スギム : 「リップスライム」。
眉村 : 「紫式部」あの時代のロックスター!
スギム : それオッケーなんですか?……なんか変な力が働いてない? じゃあクリトリック・リスをやるきっかけになった「ザ・フレーミング・リップス」。
──ザ・フレーミング・リップスがきっかけなんですか?
スギム : ザ・フレーミング・リップスを聴いて初めて音楽を掘り下げたんですよ。本当に好きすぎて、ずっと追い掛け回して、来日したときは大阪の観光も案内させてもらって。
眉村 : えぇー! すごーい!
──それはロックですね。では続いて眉村さん、「ス」です。
眉村 : 「スパークリングワイン投げ」。
スギム : おい! それはどういうシチュエーションのときに投げるんですか?
眉村 : 誕生日のお祝いで高いスパークリングワインを買ってきてもらったけど、ケンカをしちゃって。「おまえは俺の女と浮気しているだろ!」って言ってそのスパークリングワインを窓の外に投げる。
スギム : これはどうなんですか……?
──オッケー!
眉村 : やったー!
スギム : なんでやねん(笑)。次は「結婚式をブッチ」。
──たしかに(笑)。
スギム : 行ったら3万とか払わなきゃいけないしね。ブッチしてもいいんじゃないんすか?
──続いて眉村さん、「チ」です。
眉村 : 「◯◯切除」。
一同 : (笑)。
スギム : その背景を聞かなきゃわからない(笑)。
眉村 : 「音楽しかしねぇ。こんなものはいらねぇ」って切除したの。
スギム : めっちゃロックじゃん。
眉村 : それだけ音楽にかける覚悟がすごい。
スギム : ちちゃんは、もし全てのものが手に入るってなったら◯◯を取るんですか?
眉村 : わたしもう取ってます。ロックなので、もうとっくに取ってますよ。まだ取ってないんですか?
スギム : まだ残していますよ……。「よ」ですね。「酔っ払って確定申告」。期日の前日に酔っ払って、ギリギリにするっていう。
眉村 : えらいですね。
──それがロックなんですか?
スギム : 厳しいな!! 「すっぽんの分離」よりもこっちのほうがロックだと思うんすよ。
眉村 : 「くせぇギタリスト」。曲を作りすぎて、お風呂に入っていない。
──なんとロックだ。
スギム : そんなヤツいる? 誰か教えてくれないと俺は納得できない。
眉村 : 嗅がないとわかんない。
スギム : じゃあ負けだよ。くせぇギタリストなんかいないもん。言ってよ。
眉村 : いますよ! 誰にしようかな……。でも怒られちゃう。
スギム : じゃあだめ。ほら、スタッフ見てみ。俺らしか盛り上がってないから。みんな早く終わらねぇかなあって思っているよ(笑)。
【勝者】クリトリック・リス
編集 : 千田 祥子
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LIVE SCHEDULE
クリトリック・リス
〈クリトリック・リス 50th 生誕ワンマン〉
2019年4月20日(土)@東京都 日比谷野外大音楽堂
時間 : OPEN17:00 / START18:00
料金 : 全席指定 3,000円
チケット発売中
http://w.pia.jp/t/clitoricris-yaon/
>>>特設サイトはこちらから
https://clitoricris-yaon.site/
>>>その他ライヴ情報はこちらから
https://ws.formzu.net/fgen/S117923/
眉村ちあき
〈全曲眉村ちあき〉
2019年4月7日(日)@東京・渋谷マウントレーニアホール
1部 時間 : OPEN13:00 / START13:30
2部 時間 : OPEN18:30 / START19:00
全国ツアー〈CHIAKI MAYUMURA 1st Tour めじゃめじゃもんじゃ〉
2019年4月28日(日)@大阪・OSAKA RUIDO
時間 : OPEN18:00 / START18:30
4月29日(月)@名古屋・APOLLO BASE
時間 : OPEN18:00 / START18:30
5月19日(日)@宮城・仙台spaceZero
時間 : OPEN17:30 / START18:00
5月25日(土)@福岡・graf
時間 : OPEN18:00 / START18:30
〈眉村ちあき3rdワンマンライブ〜東京湾へダイビング!〜〉
2019年6月4日(火)@新木場STUDIO COAST
時間 : OPEN18:30 / START19:30
>>>その他ライヴ情報はこちらから
http://www.tetetetetetetetetete.club/#schedule
PROFILE
クリトリック・リス
音楽経験のなかったサラリーマンが、行きつけのバーの常連客達と酔った勢いでバンドを組む。しかし初ライブ当日に他のメンバー全員がドタキャン。やけくそになりリズムマシーンに合わせてパンツ一丁で行った即興ソロ・パフォーマンスが、「笑えるけど泣ける」と話題となりソロ・ユニットとして活動を開始。過激なパフォーマンスでアンダーグラウンド・シーンの話題を集める。2016年には自身をモチーフとした映画「光と禿」で役者デビューし数々の賞を獲得。2017年47歳にして奇跡のメジャー・デビュー。
>>>公式HPはこちら
https://star.ap.teacup.com/clitorick//
>>>公式ツイッターはこちら
https://twitter.com/sugi_mu
眉村ちあき
1996年9月12日生まれ。東京都出身。
弾き語りトラックメイカーアイドル 兼(株)会社じゃないもん代表取締役社長兼カリスマ。
趣味ゴミ拾い、マンガみたいな生活を送っている。目標はビルボード全米1位。
2019年6月4日には東京・新木場STUDIO COASTで 3rdワンマンライブ「眉村ちあき 3rd ワンマンライブ〜東京湾へダイビング!〜」の開催が決定している。
>>>公式HPはこちら
https://mayumura.tetetetetetetetetete.club/
>>>会社じゃないもんHPはこちら
http://www.tetetetetetetetetete.club/
>>>公式ツイッターはこちら
https://twitter.com/rexno_chi