バンドの運命を変え、あなたの運命を変える曲、だからハイレゾでーーWHITE ASH、テレビCMソング含むニュー・シングルをハイレゾ配信!!
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学校法人・専門学校 モード学園のテレビCMソングの起用により、本格的に全国区のステージにあがったWHITE ASH。さて今回、ヴォーカル&ギターののび太がOTOTOYに初登場。しかも、そのCMソングを含む『Hopes Bright』の24bit/96kHzのハイレゾ・ヴァージョンを引っさげて!!
音源について触れる前に、まずこのインタヴュー、全国区にあがったこのタイミングでWHITE ASHを初めて知る人にふさわしく、それでいてWHITE ASHが目指す先を再確認するに適した内容となりました。彼らのキーワードは"かっこよさ"と"シンプル"。何気ないことに感じるかもしれないですが、それをここまで追求し、そして認めざるを得ない実力を持っているのはこの世代にWHITE ASHだけじゃないでしょうか。
そして、その積み重ねの上に生まれた「Hopes Bright」。ガレージ・テイストなギラギラとしたイントロのギター・リフから始まり、腰にくるようなグルーヴ。あとはもう外せない、というところまで削られた音数。だからこそ、ハイレゾで聴くとひとつひとつの音の鳴りが全く違って聴こえます。それは収録されている2曲も同様。だけど「Hopes Bright」が本当に、彼らの運命の分かれ道であり、同時に若い世代の人生を変えるべく作られた1曲です。ぜひとも爆音で聴いてください。
シンプルだからこそ伝わる、ひとつひとつの音の鳴り。WHITE ASH、初のハイレゾ作!!
WHITE ASH / Hopes Bright
【配信価格】
alac / flac / wav(24bit/96kHz) : 単曲 257円 / まとめ購入 926円
【Track List】
01. Hopes Bright
02. Killing Time
03. Faster alac
INTERVIEW : WHITE ASH のび太(Vo, Gt)
僕らは結成当初から最高のものを作り続けている自負がある
――「Hopes Bright」が出来上がるまでの経緯を教えてください。
のび太 : この曲はモード学園のCMソングの話をいただいていて、「こういうイメージでCMを作りたいんです」という資料を貰っていたんですね。そのイメージカット、CMでも使われている女性の顔のアップの絵なんですけど、その絵を見たときにサビがバーンと降ってきて。瞬間的にサビのメロディーと言葉が出てきました。
――最初から日本語で出てきたんですか?
のび太 : そうです。そこからモード学園のCMのキャッチフレーズやキャッチコピーを元に、自分が嘘なく言えることを書いていったらすぐにできあがりました。僕、基本的に曲を作るときは、イントロから終わりまで全て自分の頭の中で完成させてからメンバーに伝えるんです。それでスタジオに入って、イメージに沿って作っていくんですけど、この曲は今までのなかでも特に早くできた曲です。
――WHITE ASHとしては、日本詞の曲って珍しいですよね。
のび太 : 過去にも数曲全編日本語詞の曲を作っているので、日本語でやるということに関しては取り立てて新たな挑戦という感じでもないんです。少しずつ色んなことにチャレンジしていった結果、今回リード曲で全編日本詞ができたっていうだけであって。僕としては今自分たちがかっこいいと思えるものを作るっていうことを一番大切にしたいので、言語の違いはそんなに問題じゃないというか。メンバーも「お、日本語なんだ」っていう位で、そんなに違和感は感じてなかったように思います。僕たちは"シンプルかつかっこいい"ということをコンセプトに曲を作っていて、いま自分たちがかっこいいと思うものを出していくなかで、またいいのができたなっていうのが率直な気持ちです。
――日本詞と英詞はどのように使い分けているのでしょうか。
のび太 : 曲を作った時点で日本語のほうがハマる曲って日本語でメロディーが浮かび上がってくるので、日本詞にするか英詞にするかっていうのは、その曲の持つ雰囲気次第なんです。英詞のほうがハマる曲調もあるし、日本詞のほうがハマる曲調のものもあるし、本当に曲に応じてという感じですね。
――資料の中のメンバーのみなさんが書いたコメントに「僕らの運命が変わるシングル」とありますが、これは?
のび太 : 今回、CMソングということで、より多く広く人に知ってもらえるチャンスをもらえたと思っていて。僕らは結成当初から最高のものを作り続けている自負があるので、それを知ってもらえるタイミングになるだろうなと。
いまはバンドがリスナーに対してサービスしすぎている感じがあると思っていて、ロックに対して色々な機能を持たせてどうにか振り向かせようとしてる
――WHITE ASHは、自分たちの状況を変えたいと思っていますか?
のび太 : もっと多くの人に聴いてもらいたいとは思っています。むずかしいんですけどね。僕は自分が作るものが絶対的にかっこいいと自信をもっているのですが、実際今の日本のバンドが好きなリスナーが求めているものとはギャップを少し感じていて。
――ギャップというと?
のび太 : 僕がすごくいいと思ってるものと、世間一般から"いい"とされてるものが自分のなかではうまく混ざり合わない感覚があるんです。ただ、みんなが好きなものに対して「それを好きなのはおかしいでしょ」っていうのもおかしいじゃないですか。それぞれに好きなもの、嫌いなものがあって当然だし。
――そうですね。そんななかでWHITE ASHはどのように動いているのでしょうか。
のび太 : そこでバンドとしてできることがなにかというと、「自分たちが本当にかっこいいと思うものを作る。それでライヴをする」ということ以外にやれることってなくて。だから、いま、こういうのが主流だからとかリスナーが求めているからって部分に対して、バンドが寄っていくことはちょっと違うかなと思っているんです。
――なるほど。
のび太 : いまはバンドがリスナーに対してサービスしすぎている感じがあると思っていて、ロックに対して色々な機能を持たせてどうにか振り向かせようとしてる。僕はそれって本当に必要な要素なのかと思ってしまうんですよ。僕にとってロックは格好良さだけで成立するものなので。
――WHITE ASHにとってはメッセージ性の強さや踊らせる要素は不要だと。
のび太 : 人を踊らせるのであれば、極端な話EDMに勝てるものはないと思うんです。ロックは人を踊らせるためだけにあるものなのかといえば、そうじゃない。それならロックはロックで他のジャンルに負けないアイデンティティを何かひとつ持ってなきゃいけないじゃんって。
――そのアイデンティティは何だと思いますか?
のび太 : 本当に自分たちがかっこいいと思う音を鳴らす、それだけでただただかっこいいのがロックのアイデンティティだと思っています。だから、僕らとしては、自分たちはロック・バンドの王道だと思っているんです。ロック・バンドとしてはすごく純粋なことをしているつもりなのに異端扱いされることもあるし、踊れるロックミュージックで皆が満足してるのを見るとすごく歯がゆいんですけど、それも需要と供給が成立してるわけで、そこに対してもの申すとかそうゆう気持ちではないんですけど…。
すべてにおいてシンプルっていうのは徹底していてその曲に必要最低限な構成や音数だけで作られてるっていうのがすごく大事
――のび太さんの原点にはどんな音楽があるのでしょうか。
のび太 : 小さいときから姉の影響で洋楽をよく聴いていたんですけど、洋楽が大好きで、初めて観に行ったライブは、ガンズ・アンド・ローゼズで。マイケル・ジャクソンの曲を初めて聴いたときは「なんてこの人はこんなに気持ちよく歌うんだろう!」って、彼の歌声に夢中になりましたね。音楽の核の部分で言えば、マイケルのポップ・センスは強いなって思います。
――バンドをはじめたのはいつごろから?
のび太 : 大学に入ってからです。中・高と卓球部だったんですけど、大学に入ってバンドをはじめたらモテるんじゃないかなって(笑)。それで軽音楽部に入るんですけど、何も楽器ができないのに誘われるのを待っていたら全然バンドが組めなくて。そんな時にアークティック・モンキーズのミュージック・ビデオをテレビで見て「なんだこれ! 」って衝撃が走ったんです。「なんかわかんないけどとにかくかっこいい!」と思って。こうゆうバンドをやりたいと思って、初めてギターを買って、自分からメンバーを誘ってできたのがWHITE ASHなんです。
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――WHITE ASHはアークティックがきっかけだったんですか。
のび太 : そうですね。当時はUKロックのかっこいいバンドがバンバン出てきていたころで、ブロック・パーティとかザ・サブウェイズとか勢いがあって。スウェーデンのマンドゥ・ディアオとかも聴いてましたね。それで僕、曲は短いものほどいいって思っていて。
――なぜですか?
のび太 : 飽きっぽいから長い曲が苦手なんです(笑)。あと、そのきっかけになったアークティック・モンキーズの「I Bet You Look Good On The Dancefloor」は2分54秒なんです。僕は3分もない曲で自分の人生を変えられてしまった。たった3分でも人の人生を変えられるってことを体感してるのもあってなるべく曲を作るときはコンパクトにしたいっていうのがありますね。
――シンプルでかっこいい曲を作りたい、という考えはそこから派生しているんですね。
のび太 : そうですね。すべてにおいてシンプルっていうのは徹底していてその曲に必要最低限な構成や音数だけで作られてるっていうのをすごく大事にしています。例えば3曲目の「Faster」は、イントロからサビにいくまでの間にドラムとヴォーカルしかないんです。それだけで成立するならそれが最高というか。最後これを外したら駄目だっていう部分だけ残して作ると、繰り返し何度も聴ける曲になるんですよね。
――なるほど。
のび太 : そういう部分でもアークティック・モンキーズの存在は大きいですね。歌詞に関しては「I Bet You Look Good On The Dancefloor」って、「ダンス・フロアにいると君は素敵に見えるね」って曲だけど、僕はダンス・フロアに行ったことがないし、共感できる要素もゼロで(笑)
――(笑)。
のび太 :それなのに、卓球部でラケットしか持ったことがない僕が弾いたこともないギターを買って、バンドを組んで… 人をそういうふうに動かしちゃう力があるんです。だからロックって理屈じゃないなと思ってるし、「すごい好きだけどなぜか自分でも言葉で説明できない」とか、そういう直感的なものってロック・バンドにとって最大級の褒め言葉だと思うんですよ。
僕らは僕らで自分を信じてやっていく。君はどうする?
――先程日本詞も英詞も関係ないとおっしゃっていましたけど、やはり今回は日本語になったからこそ、言葉がスッと耳に入ってきます。
のび太 : モード学園の入学生募集のCMソングということで、歌詞を日本語にするならそこは意識したいと思っていましたね。若い人に限らず、自分自身を変えたいとか、なにか新しいことにチャレンジする人に「最終的に自分次第でできるし変えられる」っていうことが伝えられたらと思って。「一緒に頑張ろう」っていうような応援法は僕のタイプじゃなくて、それよりも僕らが好きなことだけをやってどんどん大きくなっていったら、「WHITE ASHは自分たちが信じたかっこいいことだけをやってあれだけ色んな人に受け入れられたんだから、もしかしたら自分も自分の好きなことだけを突き進んでいったら何かが変わるかもしれない」っていう可能性を提示できればいいなって。
――寄り添うでも励ますでもなく、自分たちの行動で鼓舞すると。のび太さんをはじめ、WHITE ASHが自分自身で運命を変えていけると思った理由は何なのでしょうか?
のび太 : 僕自身が「この4人で大きくなろう」と思って、現に今、その道を歩んでいるからですかね。とにかく、僕らができることは、自分たちがかっこいいと思うことをやるってことしかないから、それをやり続けていくことで、次の世界が見えてきたらいいなと思っています。「僕らは僕らで自分を信じてやっていく。君はどうする? 」というような姿勢を見て、リスナーにもなにかを感じてもらえれば。
――のび太さんが目指すところはどこなのでしょうか。
のび太 : 僕は、いけるところまでいきたいなって思ってます。日本だけではなく海外にも行きたいと思っていて。でも売れるために音楽性を曲げることだけはしたくないですね。僕らは自分たちが信じたものをやり続けて前に進みたい。
――のび太さんのなかで"かっこいい"の定義はありますか? ひとつのキーワードに“シンプル"ということがあると思いますが。
のび太 : 「それだけで成立するもの」かな。だって、イケメンって立ってるだけでかっこいいじゃないですか(笑)
――なるほど。ただ、イケメンはかっこよくあるために努力してたりしますよね。
のび太 : そうですね。ただかっこいいってことは、めちゃくちゃ難しいことだと思います。だからこそ、僕らはただただかっこいいものを作っていきたいですね。
――自分自身で運命を変えようとすることも、かっこいい曲を作り続けようとすることも、自分の才能を信じているからこそできることですよね?
のび太 : そうですね。あと、僕は自分で聴きたいものは自分で作るっていう自給自足型のところもあるんで、もしリスナーとして満足してしまったら曲を作らなくなっちゃうんじゃないかなと思います。
――でも、のび太さんはストックを持たないんですよね?
のび太 : 持たずですね。いまはまだやりたい曲があるから。ただ、曲が出なくなって、自分の思う格好良さのハードルを超えてないけど、無理にでもリリースしなきゃって感じになったら… 解散します(笑)。
インタヴュー : 飯田仁一郎
写真 : 外林健太
WHITE ASHの過去音源はこちら
1stフル・アルバム後にリリースされた3枚のシングルを一切収録せず、全11曲すべてが録り下ろしという気合いの入った1枚。前作までに見せた攻撃的かつヘヴィなサウンドはそのままに、さらに勢いとヴァラエティを増したパワー・ポップを聴かせてくれる。『Ciao, Fake Kings』(さらば、ニセモノの王たちよ)というアルバム・タイトルに込められているのは、ロック・シーンの新たな王になろうという決意表明か。初めての全日本語詞であるラブソング「Xmas Present For My Sweetheart」を収録。
LIVE INFO.
スペースシャワー列伝 100巻記念公演~第101巻 紅白玉入れの宴~
2014年9月30日(火)@新宿LOFT
WHITE ASH ワンマンライヴ「Cycle」
2014年11月1日(土)@いわき club SONIC
2014年11月3日(月)@渋谷 CLUB QUATTRO
PROFILE
WHITE ASH
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のび太(Vo, Gt) / 彩(Ba) / 山さん(Gt) / 剛(Dr)
シンプルかつカッコいいをコンセプトに活動する4人組のバンド。
1stフル・アルバムではオリコン・インディーズ・チャート1位を獲得し、その年最も期待される新人に送られる「ニューブラッド賞」を受賞。2013年、メジャー移籍。2ndフル・アルバム『Ciao, Fake Kings』はラジオ局パワープッシュ15冠、CSパワープレイ3冠を獲得! 同作のリリース・ツアーでは、SHIBUYA-AXを含む全国9公演を即日ソールド・アウトさせる反響をみせた。2014年4月、学校法人・専門学校 モード学園のテレビCMソングに大抜擢され、CM曲を含むシングル『Hopes Bright』を9月10日にリリース。