【PIGGS、とらえる vol.6】新しいPIGGSは、個性が尖ったグループに──BAN-BANが語る、この1年で感じた成長

2021/06/24 18:00

それでもPIGGSは止まらないし、走り続ける

──7月21日には、“VISITOR”も収録されたシングルがリリースされます。今回、1曲目が“Piggy”なのはなぜなんでしょう?

PIGGS “VISITOR” ライブ映像

BAN-BAN : “Piggy”の方がPIGGSらしいから1曲目なのかな。普通だったら“VISITOR”だけど、“Piggy”は、はじめて聴いた人は絶対に「なにこの曲!? 」ってなると思うんです。『HALLO PIGGS』からはじまって、『5 KILL STARS』や「T.A.K.O / BEAT CRAZY」が出て、本当にいろんな曲があったんですけど、この曲はPIGGSにしか歌えない歌だと思います。

──なるほど。“Piggy”はBAN-BANにとってどういう曲なんですか?

BAN-BAN : はじめて聴いたときはインパクトが強くて「なんだこの曲は!? 」ってなりました。最後の絶叫のところは、私です。曲を作ってくれたRyan.Bさんに言われたのは、「ヤクザが絶望して、本当に死ぬ瞬間を想像してやってみて」って言われて、そんな感じでやりました(笑)。

──“VISITOR”はどういう曲になりましたか?

BAN-BAN : “VISITOR”は勢いがあって、大きく変わる時期のスタートにすごい合ってる曲だなって思います。やっぱりいろいろあったし、多分進んでいけばいくほど、もっといろんなことがあると思うんです。それでもPIGGSは止まらないし、走り続けるよっていう姿を、歌でも見せられるし、振り付けも「止まらねぇぞ」みたいな感じがすごい出てて。“VISITOR”は自分たちでパフォーマンスをしてても、すごく力が湧いてくる曲なんで、見てる人もきっと大丈夫だって思ってもらえると思います。今、PIGGSで一番好きな曲です。

──2つ目の大事なサビのポイントはBAN-BANが歌っていますよね?

BAN-BAN : 「顔隠すこの世界で瞳だけは通じ合うよ」（“VISITOR”より）っていうのがいまのマスクをしている状況にも重なるし、それだけじゃなくて、本当に止まらないぞっていう気持ちだけで歌ってます。

──“LINK EMOTION”はどういう曲ですか?

BAN-BAN : “LINK EMOTION”はみんな大好きなんですけど、ライヴですごく盛り上がると思います。私はサビ前の「What we need is emotion! 」(“LINK EMOTION”より)っていうところが好きなんですけど、この曲をやって感情をぶつけ合えたらいいなっていうふうに思います。私は、この曲の歌割りを決める仮レコーディングからすごく歌いやすくて、自分にも合ってる感じがします。

──いま、PIGGSはなにを目標に動いてるんですか?

BAN-BAN : 次は〈DEAD, JAIL OR PIGGS TOUR〉があるんですけど、今回はいままでみたいに変わった企画がないからこそ、ライヴだけでPIGGSの成長した姿や、いいものを見せなきゃいけないので、頑張っています。

──新しいPIGGSはどんなグループになりそうですか?

BAN-BAN : 1年間は本当に楽しくて、キラキラしてて、みんなで頑張る感じだったんですけど。新しいPIGGSは、より個人個人が個性を尖らせて行きたいなって思ってます。これまでより個性を尖らせていけば、すごくいいグループになるんじゃないかなって思います。