【PIGGS、とらえる vol.17】「熱い気持ちをマックスに」──CHIYO-Pが思う、野音を成功させるために必要なこと

2022/11/28 18:00

いつかホールでのライヴを

──来年1月29日には日比谷野外大音楽堂でのツアーファイナル公演が開催されます。野音に対して、どんな思いがありますか?

CHIYO-P : 野音は、特別な場所だという印象がありますね。そこでライヴをやらせていただけるのは、すごいことだと思います。このメジャー・デビューで良いスタートを切るためには、ぶちかましていかないといけないけど、正直まだまだやれることはあると思っています

──野音でのライヴを前に、気持ちが変わったことがありますか?

CHIYO-P : 次のステップに進むために、この野音でのライヴを特別なものにしたいですし、そうならなきゃいけないと思っています。

──そこに向けて、PIGGSはチームとしてどんなことを話していますか?

CHIYO-P : この前の関西でのライヴのときに、Airbnbでお部屋を借りてみんなで泊まったんですけど、みんなでリビングに集まっている時の空気がすごく良かったんですよ。だから、後日PIGGSハウスで、「やっぱり、みんなと一緒にいるのがいいんじゃない?」みたいな話をしました。ネガティヴな感じと言うより、「踏ん張っていかないと良くならないよね」と言う感じで。

──CHIYO-Pさんが、いま課題だと思っているところはどこですか?

CHIYO-P : 最近、メンバーそれぞれの考えがバラバラになっていたのを感じたんですよ。だから、みんなの気持ちを合わせていかないといけない。いまは、話し合いの時間の大事さを感じています。私は結構ひとりで行動してしまうタイプだし、この前もちょっとリフレッシュがしたくて実家に1週間くらい帰っていたんです。そういう時間も大事だとは思っているんですけど、私はもっとグループのことを考えた行動をしていかなくてはいけないですね。徒歩ツアーをやっていた時期は、訳も分からず頑張ってたから、あの頃の気持ちを忘れちゃいけないんだなって思います。

──初心を忘れないということですね。

CHIYO-P : そうですね。いまできることに向かって、とにかく全力で頑張るってなかなかできないと思うんです。だからそれができた時には、すごい力になると思うし、もっとよくなると思う。

──PIGGSとして伸ばしたいと思っていることはありますか?

CHIYO-P : 技術的には課題はたくさんあります。やっぱり私はまだまだ歌もダンスも伸ばしたい。でも、それはメンバーみんなそれぞれで頑張ってると思うんですよ。だから、そこの心配はしていないです。その分、気持ちの部分を揃えていきたいですね。

──CHIYO-PさんはPIGGSとしての将来の目標はあるんですか。

CHIYO-P : ホールツアーができるようになりたいんですよ。以前、お母さんの付き添いでゴスペラーズさんのライヴを見に行くことがあって、素晴らしかったんです。そういうことができるぐらい歌が上手い人になりたいです。大きなホールで上手い歌を歌えたら、超気持ち良いだろうなと思うんです。あと、私のおばあちゃんにも、ライヴを見てほしいと思っているんですけど、ホールだったらライヴハウスよりも行きやすいかなと思っています。いつかホールでのライヴを実現させたいですね。

──来年2023年の抱負を聞かせてください。

CHIYO-P : やっぱりメジャー・デビューのタイミングでもっと伸びていきたいですね。ここで失敗してしまったら、停滞していっちゃう気がします。まずはやっぱり野音をお客さんで埋めたいですね。野音でドカンとぶちかまして、メジャーのお祝いの日にしたい。自分たちの気持ちを高めて、みんなが盛り上がれるようなグループになっていけたらなと思います。

──野音の成功失敗のボーダーはどこだと思います?

CHIYO-P : もちろん埋めたいっていうのは大前提にあるけど、自分達の気持ちの火が消えちゃったら、それももちろん失敗だと思うんです。熱い気持ちをマックスに到達できれば、成功なのかなと思います。自分にも期待したい。がんばります。